ペツルロープトリップ アジアパシフィック2024
2025-01-28 00:15:35 UTC
2024ペツルロープトリップ アジアパシフィック開催
昨年11月25~29日の5日間、タイの首都バンコクにおいて、業界関係者やロープアクセス団体の関係者が一堂に会するペツル社のイベント
『2024 Petzl Rope Trip Asia Pacific』が開催され、参加してまいりました。 このイベントは、2日間のシンポジウムとそれに続く3日間のロープアクセス競技会で構成され、ロープアクセス技術の交流とペツル社製品情報など最新の知識を共有する貴重な機会となりました。
今回はアジア Pacificというタイトルの通り、日本、中国、韓国、香港、タイ、ベトナム、ラオス、シンガポール、インドネシア、マレーシア、オーストラリア、フランス、フィジー、カナダ等からの参加者で活気に満ちた交流の場が繰り広げられました。
洞窟探検用具、ヘッドランプ、PPE(高所作業個人用保護具)分野において今や不動の地位を築き上げたフランスのPETZL(ペツル)社、1990年頃から始まった産業用高所作業PPEの登場は、EN規格の発展、各国のロープ高所作業安全規則の成立とともにロープアクセス産業の成長を牽引してきました。
『Petzl Rope Trip』は、世界的に有名なロープアクセス競技イベントで、フランス、クロルのペツル本社で開催された第1回から12年の歴史を持ち、高所作業用PPEの発展とともに国際イベントへと成長していきました。
※GCA-EYESに連載している『What is PPE?』シリーズをぜひご一読ください。
今回このイベントへ当社から佐藤武夫と小川大紀の2名でスピードクライミング競技に参加してまいりました。
スピードクライミング競技に挑戦
小川大紀選手が健闘
スピードクライミングのルールはいたって簡単です。自分でストップウォッチを押してスタートしロープを登高、13メートル上の天井の釣鐘を鳴らしてチェンジオーバー、下降してきてPPEを外してストップウォッチを止めます。
その際フォールアレスターやチェストアッセンダー、下降器のゲートが閉まってない場合は失格となり、Failとだけ用紙に記入されタイムは記録として残りません。
小川大紀は競技2日目の午前中に44.78秒を記録し3位に浮上、しかしその後スピードクライミング競技は44秒台をボーダーラインとして熾烈な争いとなりました。残念ながら0.06秒という僅差でベスト16に入れませんでしたが、次回の挑戦へ向けての貴重な経験となりました。
競技結果
チーム競技の結果は、1位RISE(オーストラリア)、2位インディレスキューチーム(タイ)、3位JIRAA WEST (日本)
JIRAAの水田さん、岡さん、リースさんおめでとうございます!
スピードクライミングは1位マボットさん、2位アバオさん、3位アリフさんという結果でシンガポールのチーム、シークレットブリードさんが独占しました。
今回現地で色々とアドバイスやサポートをいただきましたペツルジャパン株式会社、小池様、宮崎様に深く感謝申し上げます。
そして競技参加のための練習場所をご提供いただきました株式会社RATS様に感謝申し上げます。
ペツル社が牽引するロープアクセス産業のさらなる発展が安全文化の促進に寄与することを願っています。